スタンダードタイプの限界
通常の標準タイプのブーム搭載機の場合、上下動の際はバケットは円弧を描いて動きます（ラジアル・リフトパス）。
このためブームが水平になったときに最大のリーチが得られますが、もっともブームを高く持ち上げた際にはリーチが減少してしまう欠点がありました。
これはスキッドステアローダーだけでなく、中折れ式のホイールローダーにも共通する弱点。
積み込み作業時にはローダーはカタログ上に載っているリーチは発揮できない。これが今までの常識でした。

独創のバーチカルブーム
ボブキャットのバーチカルブームは、特殊形状のブームによりバケットは垂直に直線状に上昇（バーチカル・リフトパス）。
最も高くブームを上昇させたときにブームが「押し出される」ことでブーム水平時以上のリーチが得られるようになっています。
同クラスの車体をもつ機種で比較すると...

• スタンダードタイプのブーム搭載機種（S220）→ダンピングリーチ615mm、ダンピングクリアランス2365mm
• バーチカルタイプのブーム搭載機種（S300）→ダンピングリーチ915mm、ダンピングクリアランス2455mm

バーチカルブームの採用によって、なんと約1.5倍のダンピングリーチを可能にしたのです。しかも積み込み作業において最もリーチの必要な最もブームを上げた状況で発揮されるのです。

バーチカルブーム搭載モデルはパワフルぞろい
バーチカルブーム搭載機種はそのリーチ、クリアランスを生かすパワフルなモデルが勢ぞろい。
最大81馬力（S300/A300/T300）の大出力エンジンを搭載して最大荷重も1030kg（S175）から1770kg（S300）。
もちろん簡単アタッチメント脱着のボブタッチと、標準装備のアタッチメント油圧配管で各種アタッチメンも活用できます。

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